2008年11月27日木曜日

手足口病

ここのところ、秋田の一部の幼稚園や保育園で手足口病がはやっているようです。
手足口病は、乳幼児、小児によく見られる疾患で、手のひら、足の裏、口の中の発疹と水疱を特徴とします。一般的には、発熱で始まる軽い病気で、ほとんどの人が、1週間から10日程度で自然に治ります。合併症も、ほとんどありませんが、まれに髄膜炎等の中枢神経症状が発生し、入院が必要となります。
原因はウイルスで、コックサッキーA16・エンテロウイルス71などです。潜伏期間は3-6日程度といわれています。感染者の鼻やのどからの分泌物や便に排出されるウイルスが、経口・飛沫・接触などの経路により人から人に感染します。手足口病に対する特異的な治療法はありません。発熱、頭痛、口腔内の潰瘍の痛み等のそれぞれの症状に対する対症療法が中心です。手足口病には、有効なワクチンがありません。従って・手洗いの励行・うがいをしっかりするといった一般的な注意が必要です。

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